2021.08.20
ツートーンカラー張りに、本革ベルトのラインが一筋。
際立つのは、洗練の美学。
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張地はドレスのように、
心地よくフィットするように。その名前は、フランス語でお嬢さんを意味する「ドゥモアゼル」に由来。張地をドレスのように扱う、フレームは覆われているのではなくドレスを着ている。そんなイメージから始まったプロジェクトです。
本当にフレームがドレスを着ているかのようなフィット感を追求するため、張地を引きのばしたり折り畳んだり試行錯誤を重ね、裁断縫製の型に工夫を凝らしています。
4本のスチール脚から構成されるフレームの耐久性を確保しながらも、フレーム感が視覚的に感じられない見た目になるように様々な技術を駆使し、仕上げました。
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背のクッションを固定する
本革ベルトが美学の象徴。本革のベルトで背のクッションを固定するユニークなデザインは「デモイセル」の大きな特徴であり、本革ベルトは美学の追求に集中したプロダクトの象徴です。
ベルトのラインが1本入ることによってシャープで洗練された印象になり、ドレスに見立てた張地のファッションアクセサリーとしての意味合いも表現できます。
ベルトはブラックとダークブラウンの2色から選べるので、張地の2色と様々なコーディネートができ、空間に合わせてアレンジ自在なところもポイントです。
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高密度でしなやかな弾力の
ウレタンフォームを採用。
背面の成形にも成功し、
快適な座り心地を実現。快適な座り心地を叶えるため、高密度でしなやかな弾力をもつ上質なウレタンフォームを採用しています。
そして、そのウレタンフォームで最も課題となったのが、背面部分の成形でした。特に2人掛のタイプは、かなりの大きさが必要な上に薄さも保たねばならず困難を極めましたが、座り心地と美しさのどちらも満たすため、徹底してこだわり抜き、理想の成形に辿りついています。
異なる材料の様々なコンポーネント同士の融合を追求し、ソファ開発において非常に重要な座り心地の快適さを実現しました。
おわりに
1脚レイアウトするだけで、空間がエレガントで洗練された印象になる「デモイセル」。
張地のツートーンカラーやベルトの色を組み合わせ、オフィス空間に合わせてコーディネートすれば、企業の個性も表現できます。特にユニークで魅力的な家具が映えるエントランスへの設置がオススメです。ぜひお役立てください。