2021.06.12
独特の丸みと高密度ウレタンフォームが
描き出す
至高の座り心地。
ラウンジチェアに求められる全てを集約
おもてなしのエントランスやリラックスのためのリチャージ空間にもオススメの1脚。その魅力についてご紹介します。
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丸みを帯びたボディを支える
シェルの開発に試行錯誤。思わず座りたくなる丸み、一度座れば立ち上がりたくないほどの心地よさ。ラウンジチェアに求められる全てを集約した「ボムボム」を具現化するため、その特徴的な丸みあるボディを支えるシェルの開発に時間を要しました。
スチールのフレームでシェルの上部まで包み込むという形状ではなかったので、シェル自体に剛性をもたせることが必要不可欠で、さらに快適な座り心地のためのしなやかな柔軟性も譲れないことから、剛性と柔軟性の両立に試行錯誤を重ねました。
ただ単に丸みをつくり、座り心地を追求するだけでは具現化できなかった1脚。その特徴的なボディを支えるシェルにまで、技術と情熱と工夫がつまっています。
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4本の脚まで含め、
バランスの美しさを追求。
高度な張り加工技術も
駆使して完成へ。最も目立つ丸み部分だけでなく、4本の脚まで全て含めて“ひとつの塊”に見えるよう、全体的なバランスの美しさにもこだわり抜いています。半球体のボディデザインの個性が強いので、全体的に流れるような美しさを生み出すためには、想定以上の工夫や技術力が必要でした。
単純に強度だけを考えるのであれば、スチールのフレームで構造体を構成すれば問題ないのですが、ユニークな形状でありながら強さ・しなやかさ・美しさの追求に膨大な時間をかけて具現化に至っています。
座面にはシワを入れた張り方を採用しており、見た目でもリラックスした感じを表現しております。
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40年以上にわたり、
イタリアのデザイン界を牽引。
「Favaretto&Partners」による
クリエイティブ。「ボムボム」のデザインを担当しているのは、パオロ・ファヴァレット氏とフランチェスコ・ファヴァレット氏による「Favaretto &Partners」です。
パオロ・ファヴァレット氏は、1973年から40年以上にわたりイタリアのデザイン界を牽引し続けています。1980年代以降は、北米・ヨーロッパ・アジアで数々の実績を積み重ね、2009年にフランチェスコ・ファヴァレット氏が参画。若い力も加わって、活動の幅をさらに広げています。
家具はもちろん、電話機や医療品に至るまで様々な製品設計を手がけていて、その中でも特に注力しているのが、オフィス用チェアのデザインです。
「Favaretto&Partners」が常に大切にしているのは、アクセシビリティを意識した設計。
“Design for All”をカタチにすること。今回の「ボムボム」開発においても、柔軟な考え方と強いこだわりで、たくさんの人に受け入れられ親しまれる“美学”を備えたクリエイティブを目指しました。
おわりに
その名の通り、ほどよい弾力、柔らかさ、なめらかさ、ラウンジチェアに求められる要素を全て集約したかのようなプロダクト。高密度でクッション性の高いウレタンフォームに包み込まれ、極上の心地よさへと導かれます。
デザインの独創性・バランスの美しさも空間の質を高めるので、ぜひエントランスやリチャージスペースにてご活用ください。