Year 2023年
黒川温泉 湯峡の響き 優彩
- 分野 HOTEL
- プロジェクト名 : 黒川温泉 湯峡の響き 優彩
- 所在地 : 熊本県南小国町満願寺北黒川6554-1
- 担当 : 中島 啓吾/黒木 瑠華
- 部署 : 本社営業部第2グループ第1チーム
大自然と和モダンの美が融合し、上質な心地よさを創出。世界に誇れる名湯の発信地へ
季節の彩りが大きく描き出され、心地よさに包まれるロビーラウンジが誕生。
全国有数の温泉地として知られる黒川温泉において、最大級の客室規模を誇る「黒川温泉 湯峡の響き 優彩」が2023年7月にリニューアル。「旅館のような心地よさ、ホテルのような快適さ、肩の凝らないおもてなしで、心安らぐ旅を」というコンセプトはそのままに、フロントデスクの改装や宿泊客専用ライブラリの設置などが行われ、さらには大きなガラス窓に季節の彩りが描き出される和モダンなロビーラウンジも誕生した。
外観には昔ながらの趣を、館内に一歩入れば革新的なサービスを。新たな物語が動き出す。
独創的な「い草」ベンチで際立つ和モダン空間
リニューアルして生まれたロビーラウンジでは、広々としたスペースを活かし、利用客同士の距離を確保。思い思いにくつろげて心から休まる空間づくりが意識されている。窓側には、自然の美しさを眺めながらゆったりと過ごせるよう、ベンチを設置。スタイリッシュなデザインに伝統素材「い草」をとり入れることによって、ラウンジ全体の和モダンなテイストが際立つ。その特徴的な素材感とフォルムは、海外からの観光客の撮影スポットとしても好評だ。
遊び心のあるおもてなしで、子どもも楽しめる温泉地域に。
施設内を歩いていると、どこかで見たことがあるようなトビラに遭遇するかもしれない。1日1回移動し、ランダムで出現する通称“あのトビラ”だ。思わず撮影して誰かに見せたくなり、子どもたちも喜ぶ。同じ場所で見ることはできないため、連泊をしていれば“あのトビラはどこに消えた?”と謎が深まり、施設スタッフと宿泊客とのコミュニケーションのきっかけにもなっている。また、“あのトビラ”だけでなく、梅雨時期は和傘、夏になれば風鈴というように、季節ごとのアイテムにも心がときめく。
遊び心のあるおもてなしにも工夫を凝らしながら、小さな子どもも楽しめる温泉地域を目指し、たくさんの人々の目的地へ。温泉街の規模としては小さくとも、世界に誇れる屈指の名湯。黒川温泉を広く発信できる場所であり続けられるよう、彩りを増やしていく。