Year 2022年3月
京都大学アントレプレナープラットフォーム(KUEP)
- 分野 OTHER
- プロジェクト名 : 京都大学アントレプラナープラットフォーム(KUEP)
- 所在地 : 京都府京都市左京区吉田本町 京都大学
- 担当 : 瓜生 晋司
- 部署 : 大阪支店 第3チーム リーダー
About the Project
「KUEP」として新たにリニューアルされた本空間は「新たな価値創造のための多角的視点の獲得とリフレクティブな学びの誘発」をデザインコンセプトに、美術家・田中英行を中心としたクリエイティブチームによって計画されました。2Dと3Dの視点及びデジタルファブリケーションの機器から想起されたロゴは、どこまでも拡張可能なパターンとして壁面に展開され、全体のカラーリングは京都大学のブルー、マットグレーとシルバーを基調としたコンセプトを象徴する色彩空間となっています。
【Client Voice】
自由度の高いスケジュール、家具のセレクト、柔軟なコミュニケーション、担当者の方々の暖かさに惹かれ、今回初めてお願いすることに致しました。
担当者の方はものすごく親切にとても良い温度感で様々な提案や進行をサポートしていただき、とにかく気持ち良いコミュニケーションの中で仕事できたのがとても印象的でした。
全体的に落ち着いたトーンで、黒と木目等を基調に家具選定をお願いし、想像通りの空間に仕上げることができました。
特に黒いキャスターチェアのピュアループの質感とフォルムがお気に入りです。
About the Project
「KUEP」として新たにリニューアルされた本空間は「新たな価値創造のための多角的視点の獲得とリフレクティブな学びの誘発」をデザインコンセプトに、美術家・田中英行を中心としたクリエイティブチームによって計画されました。2Dと3Dの視点及びデジタルファブリケーションの機器から想起されたロゴは、どこまでも拡張可能なパターンとして壁面に展開され、全体のカラーリングは京都大学のブルー、マットグレーとシルバーを基調としたコンセプトを象徴する色彩空間となっています。
【Client Voice】
自由度の高いスケジュール、家具のセレクト、柔軟なコミュニケーション、担当者の方々の暖かさに惹かれ、今回初めてお願いすることに致しました。
担当者の方はものすごく親切にとても良い温度感で様々な提案や進行をサポートしていただき、とにかく気持ち良いコミュニケーションの中で仕事できたのがとても印象的でした。
全体的に落ち着いたトーンで、黒と木目等を基調に家具選定をお願いし、想像通りの空間に仕上げることができました。
特に黒いキャスターチェアのピュアループの質感とフォルムがお気に入りです。
起業家精神と多様な知が集積し、クリエイティブな空間の中で新たな価値が生まれていく
京都大学を起点とし、起業家育成のために必要な様々なリソースを提供する基盤「京都大学アントレプレナープラットフォーム(KUEP)」が移転リニューアルで新たに生まれ変わった。研究員の中原氏とプランニングを担ったクリエイティブチームの代表である美術家・田中氏に、インタビューを実施。それぞれの視点から、新しい「KUEP」に迫る。
アントレプレナーシップを醸成し、プラットフォームとしての成長を。
京都大学産官学連携本部
イノベーションマネジメントサイエンス起業・教育部
研究員 中原有紀子
プロのクリエイティブチームに依頼し、すべてが洗練された空間へ。
移転前は、建築学科の学生達が実際の利用者にヒアリングしながら職人の方々とのワークショップ形式で構築し、手づくり感のある温かな雰囲気が特徴的な空間でした。
そして今回の移転リニューアルでは、学外の方々にも施設を開放する方針となったので、デザインコンセプトも含めてプロのクリエイティブチームに依頼し、隅々まで計算された空間が完成しています。
すべてが洗練されていて、まだ落ち着かない学生もいるほどの変化ですが、起業家精神とクリエイティブな空間の融合から面白いアイデアが生まれることを期待しています。
起業家育成につながる様々なリソースを提供。
「KUEP」は、単に工作機械が充実していてモノづくりができるファブラボではなく、アントレプレナーシップを醸成する場なので、起業家育成につながる様々なリソースを提供してまいります。
起業したい方はもちろん、研究者の利用も歓迎していて、多様な知が集積し、新しいものが生まれるプラットフォームとしての成長を目指していきたいです。
新たな価値創造のため、多角的視点を促す空間を構築。
株式会社QetoHare
アーティスト / 代表取締役
田中 英行
コンセプトに基づくロゴと空間。アイデアを展開していく様子を表現。
「新たな価値創造のための多角的視点の獲得とリフレクティブな学びの誘発」をデザインコンセプトとして設定し、計画を進めていきました。2Dと3Dの視点およびデジタルファブリケーションの機器から想起したロゴを、どこまでも拡張可能なパターンとして壁面に展開し、全体のカラーリングは京都大学のブルー・マットグレー・シルバーを基調としています。
ゼロから新しい価値を生み出していくとき、そこには様々な「視点」が必要です。当たり前だと思っていたことを疑う視点、目の前にある物事の周辺を想像する視点、そして自分自身の興味や経験をリフレクションすることで見つけていく視点。「KUEP」のロゴと空間は、視点を連続的に切り替えることによって多角的に物事を捉え、オリジナルのビジネスアイデアを社会に展開していく様子を表現しています。
家具は落ち着いたトーンで、黒と木目をベースにセレクト。
家具選びでは、全体的に落ち着いたトーンであることと、黒と木目が基調であることを重視しました。ADALの担当者の方には、セレクトだけでなくスケジュールなどの面でも色々と相談にのっていただき、質感もフォルムもイメージに合う家具をレイアウトできました。
この「KUEP」というプラットフォームを利用する多くの方々が一人の表現者として立ち上がり、広い世界に目を向け、人類の未来をも切り開くようなムーブメントが生まれていくことを願っています。