代表取締役 武野 龍
アダルはサービスメーカー。
私はアダルのことを、「サービスメーカー」と呼んでいます。アダルはモノ作りだけでなく、サービスを提供しなければいけない会社だからです。製品だけ作って、お客様に買っていただけた時点でお取引きを終了しては、業務用家具メーカーとしてお役に立てているとはいえません。アダルには、飲食店やホテルなど、多種多様の家具を作って来た実績がある。そこで身につけた知恵や技術を、お客様の意向に添う形でアドバイスしていく。それでこそアダルが関わる意味があると考えます。
お客様の実益につながる、経営資源としての家具を。
これからのアダルは、家具のデザイン性以上に、耐用年数や使い勝手といった「機能性」を磨き、発信しなければいけないと考えています。経営者様の視点で考えたとき、その家具がいかに利益貢献してくれるかということが、デザイン以上に重要だからです。アダルの提供する家具が、価格以上の実益をいかにしてもたらすことができるのか。業務用家具の世界でこれからも生き抜いて行くためには、お客様の側へもっと踏みこみ、本当に求められているニーズを引き出した上で、モノ作りをしていかなければいけないと思っています。
現場から見たアダルの未来。
弊社の工場を見てもらうとわかるのですが、あれほど頭を働かせる職人たちは、ほかのどこの工場にもいないと思います。彼らの能力を最大限に引き出し、優れたノウハウを確実に未来へと引き継いでいくことができれば、アダルはより一層、お客様や社会に貢献できる企業になれるでしょう。おかげさまで60年続けて来られたアダルですが、いいところもあれば、直すべきところも当然あると思います。柔軟な発想で明日を切り開く術を考えるのが、今を生きる私たちの使命です。
会長ファウンダー 武野 重美
昭和30年代、私が出会った頃の当社は、従業員3名程度の小さな個人商店でした。今でこそさまざまな最新鋭機械によって、オートメーション化が図られていますが、その当時は先進の機械も無く、すべてにおいて手作業でした。しかし、そこには確固とした職人魂があり、その意識がADALをここまで高めていったのです。
私たちは、最高の物を提供すると同時に、使う人の気持ち、使われるシーンをイメージしながら商品と接し、ご提案する事を第一としています。あの頃培ったプロとしての厳しい目、マインド、技術を今でも大切にしています。そのことによって、さまざまな人々の、たくさんの「ありがとう」に出会う事ができました。
これからも、ひとつひとつの商品にこだわり、独自のブランドであるADALに磨きをかけながら、社員一同、ユーザーの皆さまのご相談に積極的に対応できる「いちばん身近なスペースコーディネーター」として、なお一層の努力を重ね、お客様のお役に立っていきたいと考えています。
私たちは、過去の経験を技に変え、未来を築き上げる「空間のプロ」を目指していきます。