大胆な曲線のフォルム、異素材との組み合わせ。い草が織りなすモダン。
日本人になじみ深く、日本家屋には必要不可欠な伝統素材「い草」。
い草と言えば「たたみ」であり、和のイメージと直結する素材。
しかし、イメージが定着している素材だからこそ、新たな視点から新たなデザインが構築されたときの革新力は大きい。
側面全体にい草を纏ったチェア「響」は、まさにそれである。
「い草を曲線でデザインする」という新たな発想と、「異素材の金物との斬新な組み合わせ」により、これまでにないモダンなラウンジチェアが生まれた。
品質の高い国産のい草を使用し、耐光性・摩耗強さ・消臭機能など、い草本来の性能の高さを活かしながら、「染色」にも「織り」にも工夫を重ね、 コントラクト家具としての強度に磨きをかけた。
伝統素材の可能性の追求に挑んだプロジェクトは、空間デザインの幅を広げ、心地
よい響きを生みだしていく。
響
【業務用家具カタログ v ol . 2 6 P . 16 掲載】
フレーム:スチール(ブラックメラミン焼付塗装)
肘:ビーチ材
側面:国産い草
クッション:ウレタン・綿