このたびADALは、2025年3月にヨーロッパ初の現地法人「ADAL EUROPE SRL」をイタリア・ミラノに設立しました!
ADAL EUROPEは、当社にとって海外展開を加速させる大きな一歩です。加えて、私たちが展開するブランド「Look into Nature(ルック・イントゥ・ネイチャー)」の価値や世界観を、より広く欧州市場へ発信していくための重要な拠点でもあります。
「Look into Nature」を、ヨーロッパから
近年、当社製品は高いデザイン性と品質を評価され、国内外からの引き合いが増加しています。とくに欧州市場では、サステナブルな素材や環境配慮型デザインに対する関心が高く、日本独自の美意識を反映した製品への期待が高まっています。
このような背景のもと、欧州市場における販売活動を強化するとともに、当社が掲げる自然と調和する風景を体現したサスティナブルブランド「Look into Nature」の世界展開を本格化させるべく、ミラノに現地法人を設立いたしました。

また、ADALではヨーロッパだけでなく、タイ・シンガポール・香港・台湾・韓国・中国など東南アジア地域においても、ディーラーネットワークの構築を積極的に進めています。各国の文化やニーズに寄り添いながら、地域に合った空間提案を展開しています。
ミラノ現地より:ADAL EUROPE責任者に聞く、これからの展望
2024年のミラノサローネ出展を機に、欧州で私たちの理念やプロダクトに高い関心が寄せられ、大きな手応えを得ました。一方で、納期の課題や環境負荷の観点から、日本製に固執するだけでは限界があることも実感しました。そこで、い草は日本から輸送しつつ、フレームはイタリア現地生産とする体制を整え、ミラノに現地法人「ADAL EUROPE SRL」を設立しました。日本のい草産業に世界的な活路を見出すべく、欧州市場への本格展開を進めてまいります。
Q. ミラノに拠点を置いた理由は?
やはり、Milano Design Weekという世界で最も注目を集めるインテリアの国際イベントが開催される地であること、そして家具の生産やマーケティング、ブランディング、PRなど、ブランド運営に関わるさまざまな活動を行ううえで、信頼できる協力パートナーが数多く存在していることが、ミラノを拠点とする大きな理由です。
Q. ヨーロッパのお客様に届けたいことは?
何よりもまず、い草という素材の持つ魅力、そして私たち日本人が長い年月をかけて育んできた感性や美意識を、このブランドを通じて多くの人々に伝え、より豊かで心地よい暮らしの一端を担いたいと考えています。
海外事業部LIN事業推進室 葉玉研治
