はじめに

私たちアダルは、2015年からソフトバンクホークスのオフィシャルスポンサーとして、球団を応援してまいりました。

スポンサードのほか、業務用家具メーカーとしての強みを活かし、ホークスのスローガンに合わせたコラボ家具の製作や、PayPayドームへのオリジナル家具の納入によって、ホークスファンと共に球場を盛り上げています。

今回の記事では、ホークスとアダルが共に作り上げた特別な家具の数々を振り返り、その背景にある思いと共にご紹介します。

パートナーシップの始まり

2015年、アダルとソフトバンクホークスのパートナーシップは、ダッグアウト(※)内にスポンサー広告を掲載するところからスタートしました。

ロゴはホークス特別仕様。アダルの「ダ」の濁点をボールの形にアレンジし、「ボールがアタル」と意味を込めたデザインに仕上げました。打者にとって縁起の良い響きを持つこの特別仕様のロゴが、新たなジンクスとして広まることを期待して製作しました。

野球中継や新聞に掲載される機会も多く、私たちにとっても大きな誇りです。

2023年3月の開幕戦の際には、なんと!ソフトバンクの孫正義オーナーと王貞治会長に当社のロゴが挟まれたこともあります。

©️東京スポーツ新聞社

また、試合日程や選手名鑑が載った「ポケット日程表」などでもホークスを応援してまいりました。

※ダッグアウト
野球場で、監督・コーチやグラウンドに出ていない選手の控え席。

コラボ家具の紹介

ふうさんいす(2016年)

PayPayドーム内のコンコースには、ユニークな存在感を放つ「ふうさんいす」があります。2016年10月のクライマックスシリーズ期間中に衝撃のデビューを果たし、瞬く間に人気の撮影スポットとなりました。

この椅子は、ホークスのマスコットキャラクター「ふうさん(※)」を忠実に再現するために、立体的なデザインと快適な座り心地など、細部にわたり職人技を詰め込みました。アダルの技術力を結集し、ホームランを呼び込む象徴として、ドームを訪れるファンに笑顔と楽しさを届け続けています。

謎のキャラクター「ふうさん」とは
「福岡ソフトバンクホークス」の謎のマスコットキャラクター。2015年5月、ヤフオク!ドーム(現 PayPayドーム)に突如出現し、個性的な容姿と予測不能な動きによって、またたく間に話題となる。ドーム内の「ダッグアウト」出身で、目標は「白星ジェット風船と空を飛ぶこと」。

ワンダホー椅子(2017年)

「ワンダホー椅子」は、福岡ソフトバンクホークスの2017年スローガン「1(ワン)ダホー!」を具現化した特別な椅子です。当初は「鷹の祭典」用として製作されましたが、赤いストライプの祭典バージョンと通常バージョンを「着せ替え」できる仕様が採用され、シーズンを通じて活躍しました。

ヒーローインタビューの舞台としても使用され、選手たちの勝利の瞬間を見守り続け、シーズン終了後には、監督や選手たちのサインが刻まれ、唯一無二の輝きを放つ椅子としてホークスの勝利を象徴する存在となっています。

もう1頂椅子、タカガールシート(2018年)

2018年、福岡ソフトバンクホークスのスローガン「もう1頂!」を具現化した「もう1頂椅子」が誕生。このベンチタイプの椅子は、スローガン全体のメッセージを伝えるために、デザインや奥行感にこだわり、子どもも座りやすい高さ設定や「着せ替え仕様」などの工夫を施しました。5人ほどが同時に座れるため、ファンに人気の撮影スポットとしても活躍しました。

同じく2018年に登場したのが、女性ファンをターゲットにした「タカガールシート」です。

全面ピンクの可愛らしいデザインが特徴で、背もたれがハート型の「ハートソファ」や、ボタンキルティングが施された「プリンセスソファ」など、細部までこだわりが詰まっています。さらに、「ふうさん」がデザインされたシートもあり、女性ファンが試合観戦をより楽しめる工夫がされています。

福岡ソフトバンクホークスが開催する女性ファンを対象とした人気イベント「タカガールデー(現ピンクフルデー)」でも人気の席で、スタジアム全体に華やかさと楽しさを加える存在となっています。

外野席のリニューアル

やまや めんたいこBOX(2019年)

福岡ソフトバンクホークスの本拠地移転30周年を記念して、PayPayドーム(旧福岡ヤフオク!ドーム)が大規模リニューアルされた際、福岡愛に溢れた「やまや めんたいこBOX」を製作しました。

このボックス席は、福岡の名物である明太子をモチーフにしたユニークなデザインが特徴で、特大の明太子オブジェや、明太子の質感や色を再現したテーブルと椅子が観客の目を引きます。

製作にあたっては、9つのボックス席それぞれに異なるデザインが施され、明太子のプリントや明太子の“つぶつぶ”を表現したドット柄のテーブル、赤とクリーム色で張り分けたベンチソファなど、細部にまで明太子をイメージさせる工夫をしています。

特に、6メートルに及ぶ壁面の特大の明太子オブジェは、FRP(繊維強化プラスチック)を使用し、リアルなツブツブ感を表現するための試行錯誤が重ねられました。 このボックス席は1グループ最大6名まで利用でき、やまやの明太子を楽しめる特典も付いており、ホークスファンと福岡を愛する人々が心から楽しめる特別な空間を提供しています。

終わりに

私たちは、家具メーカーとしての技術と創造力を駆使し、ホークスの熱意と福岡の文化を取り入れたユニークなプロジェクトに取り組んできました。これからも、ホークスと共に新たな挑戦を続け、ファンの皆様に喜びと感動を届けることを目指していきます。今後とも、アダルとホークスの共創の軌跡にご期待ください。

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