1956年に発表されたチャールズ&レイ・イームズによるデザイン、ハーマンミラー社製のラウンジチェア&オットマン。このアイテムは、ある個人宅で長年愛用されていたもので、ファスナーの部分が破損し、革の表面には傷が多く痛んでいた。今回4人で作業にあたり、ほぼ丸一日かけてリペアを行った。
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1991年に伐採が禁止されて以来、使用されていない希少なローズウッドはそのまま活かし、壊れたファスナーを取り替え、新しい本革に美しく張り替える。その際にウレタンを補充し、「よく使い込まれた一塁手のミット」に例えられる、当時の座り心地の良さを見事に復活させた。
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数日後オーナーの元に送られたこのチェア。これからもまた、オーナーとともに同じ時間を生きていくだろう。