ロングセラー商品、「CATTLEYA(カトレア)」の下張り工程をご紹介。
製品の最後の仕上げである張りの工程には 大きく分けて「下張り」と「上張り」があります。
ウレタンと呼ばれるクッション材をフレームに張る工程と、張地をイスの形に合わせて張る工程です。
今回は「下張り」について詳しい工程をご紹介します。

まずは木部のフレームにキズ等がないか確認し、下張りスタート。
高さをチェックし、調整が必要な場合はサンダーで研磨。
上張り時に生地をきちんと巻き込めるよう、ウレタンというクッション材を計算しながらカット!

背にある取っ手部分に 切り込みを入れ、開口。
垂直に立ち上げて背のラインにピタッと合わせ、美しい上張りの基礎づくり。
ウレタンを張る際に付いたフレームへのノリの飛び散りをキレイに除去。

下張り完成!
下張りのポイントは・・・
この後の上張り工程をより美しくスムーズにするため、細部にまで配慮しながら進めていくことが大切です。
木部がむきだしにならないようなウレタンの長さの確保や、生地をきちんと巻き込むためのウレタンカットなど、先の仕上がりを見越しての丁寧な積み上げが必要です。