選ばれるカフェには、「雰囲気の良さ」が必要不可欠です。
お店の基本コンセプトに合わせたデザインテイストで統一し、「そのカフェならではの雰囲気」が感じられる業務用家具選びを行いましょう。 今回は、アダルが実際に納入させていただいた事例をもとに、「カフェのデザインテイスト別の業務用家具の選びかた」を解説いたします。
〈Type1.ナチュラル〉
【ダイワロイネットホテル 東京有明 レストランスペース】
ホテル1階のメインダイニング「AKARIE」。明るく開放的な空間の中に、木の温かみと爽やかさが溶け込み、くつろぎを生み出しています。
【家具選びポイント】
様々な形状の椅子をレイアウトすることで空間に動きを出しながらも、天井や床壁と色味を合わせ、「ナチュラル」で統一。アイボリーやグレーを基調に選定しています。
「木部をナチュラル、張地は彩度低めorアースカラー」を選ぶことで、「ナチュラルテイスト」に仕上げられます。
【家具ピックアップ：レイ アームチェア 木製脚タイプ】
ラウンドした独特のフォルムが美しく可愛らしい1脚。腰をしっかりとやさしくホールドする座り心地の良さもポイントです。アームレス・アーム・ハイバックの3種類から、空間に合わせたスタイルを選べます。
【家具ピックアップ：ルーク】
フォルムの丸みが可愛らしく、癒し空間ならではの柔らかさ・親しみやすさを醸し出すカフェチェア。背と座のセパレートデザインが軽やかで、ナチュラルなテイストと心地よく調和します。
【家具ピックアップ：メイズII】
シーンを問わず活躍。「木部をナチュラル、張地は彩度低めorアースカラー」にすることで、ナチュラルテイストのカフェにぴったりな1脚へ仕上がります。
〈Type2. インダストリアル〉
【KFC唐津】
愛され続けてきた唐津店を大改装。「時代のトレンドをとり入れた空間づくり」「10年先も安心の丈夫な業務用家具」「コストを抑える」というご要望のもと、家具選定をして納入いたしました。
【家具選びポイント】
時代のトレンドを反映した「インダストリアルテイスト」で統一するため、色味は黒やダークブラウンでまとめて、ベンチの脚は太めの黒塗装のスチールを活用。 お店の回転率の高さを考慮し、脚数を効率的に増やせるベンチとコンパクトな椅子（ケビン）で構成しています。
【家具ピックアップ：ケビンII 合板シートタイプ】
学校の椅子をモチーフにリデザインされた1脚。
素材感・色味・フォルムで「インダストリアルデザイン」を体現しています。 コンパクトかつ軽量で、背の部分は持ち手にもなり、片手で持ち上げながら掃除可能。実用性にも優れています。
〈Type3.和モダン〉
【博多魚蔵】
高級魚のどぐろ・やりいかを中心に、鮮度抜群の素材を活かした美味を堪能できる名店。カフェではありませんが、「和モダンテイスト」の素敵な空間で、カフェにも応用できるため、ご紹介いたします。
【家具選びポイント】
和を印象づける「直線」と、モダンな雰囲気を醸し出せる「穏やかな木目」。
和モダンの空間づくりには、「形状や素材の工夫」がポイントです。
木目が控えめで穏やかなビーチやアッシュを使用した場合は「和」、木目が鮮明なオークなどの場合は「洋」の印象が強まる傾向にあります。
また、同じ椅子（ステープル）をカウンターにも設置のご要望を受け、「カウンターの高さに調整した別注サイズ」も製作。背の美しいラインがカウンターに揃い、空間に映えます。
【家具ピックアップ：ステープル アームチェア】
「直線的な美しいライン」と「木目が穏やかなビーチ材」の組み合わせが、「和モダンテイスト」を支えます。
和だけでなく洋の空間にレイアウトしても、「モダン」なテイストを醸し出せる万能タイプです。
〈Type4. ラグジュアリー〉
【西鉄シティホテル（西鉄イン福岡）】
ホテル内に位置する、くつろぎのラグジュアリー空間。お店のリニューアルにともない、一部入れ替えの家具を納入させていただきました。
壁紙やカーペットも一新され、「ラグジュアリー」なテイストで統一された空間に仕上がっています。
【家具選びポイント】
「ラグジュアリーテイスト」に効果的な「ろくろ脚」の椅子（ヘンリー）を選定。並べるだけで、クラシック＆ラグジュアリーな雰囲気が生まれます。
色味はやはり「ダークブラウン」がおすすめです。空間全体に、落ち着きのある高級感が広がります。
「木部はダークブラウン、張地はベルベッド・モケット・本革」が、「ラグジュアリーテイスト」のキーワードです。
【家具ピックアップ：ヘンリー】
前脚のアンティーク調な「ろくろ脚」に加え、背のキルティングが特徴的な1脚。落ち着いた雰囲気で、独特のラグジュアリー感をまとっています。
【家具ピックアップ：リリカ】
今回の事例の場合は、カーペットと調和する柄の張地を使ったクッションを特注で製作しています。
〈ポイントを押さえた家具選びで、雰囲気づくり自由自在〉
実際の事例をもとに、人気の高い4つのデザインテイストをご紹介いたしました。 テイストごとのポイントを押さえながら、椅子やテーブルなどの家具選びをしていくことで、理想の空間づくり、雰囲気づくりにつながります。